『遺伝子は、変えられる。–あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実』

希少遺伝子疾患の研究をしてきた著者は臨床医でもある.異形学を駆使して患者のチョットした指の長さや目の位置でEDS症候群などの奇病を安価にみわける.左利きの人は高率で先天疾患などに罹りやすく今でも科学者やシニスターと呼ぶ. 左脳で右手を操り心臓が左にあるのは意味がある! これは人がタンパク合成をする20種のアミノ酸が源は左巻き構造であるためらしい.だから容易なサプリ療法は要注意だ! 遺伝子が同一の一卵性双生児でさえ食生活やストレスなどのエピジェネティクスで孫や子の運命まで変わる.女優アンジェリーナ・ジョリーは乳癌に87%発症の遺伝家系で2013年SFのように病気でなく予防のために乳房を切除した! もはや運命は変えられる一富裕層の反響は凄まじく,遺伝子も保険会社では高額商品だ!

『宇宙に命はあるのか人類が旅をした一千億分の八』

かつてジュール・ベルヌに触発されたフォン・ブラウンやコロリョフは宇宙をめざした.

少年時代”何か”がウイルスのように種を宿し,NASAの火星探査に所属する若者は”人はどこから来てどこに行くのか? この広大な宇宙にいる唯一の存在なのか?”の答えを求めて未来を語る!

”何か”はアポロ計画では40万人を動員して世界を巻き込み有人月探査を,ボイジャー1号2号は175年に1度の惑星直列を見逃さずスイングバイを利用して30年かかる海王星への飛行を12年で成し遂げた.

宇宙望遠鏡でハビタブルソーンにある系外惑星を発見し,SETIや著者の専門ローバー等でのサンプルリターンにより地球外生命体の探査,そして火星移住をめざす. 太古に感染し,星空を見上げ渇望する心は, – あなたを,宇宙のかなたへ!?

『クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか』

ヒトは進化のうえで地位に憧れ, また逆にそれに反逆する者をヒーローに祭り上げて来た. 貨幣経済が誕生してからのコンシューマリズム(消費主義)でも無意識にそれを欲して来た.

上流志向や,反抗のファッションやライフスタイルは,”ブランド”として消費経済の価値を高めてきた. 近年”支配VS反逆”のクールの2極は多様化により変容し, かつてのヒッピー文化やハーレー・ダビッドソンは今や主流派で高級ステイタスだ!

ミレニアム, 性差別の社会構造は崩れ, 新たに音楽産業やドットコム(IT)クールが登場した. “浪費癖”といって消費を嫌悪する考えもあるがクリーンエネルギー志向で, 高くてもプリウスがうれる今, 地位より他人からよく思われたいという自己主張(アイデンティティ)が消費本能をクスグる! さあ,きみ! つぎは何を買う?

ITDNインプラントセミナー 『応力とインプラント周囲骨の反応』

 2017年12月17日㈰、標記がITDN-Tokyo主催にて東京国際フォーラムにおいて行われた。赤松正先生(東海大形成外科教授)、吉成正雄先生(東歯大歯科教授)、芝崎龍典先生(名古屋市開業)に御講演いただいた。

赤松先生からは「顎顔面外科と審美」「顔面骨とインプラント」と題してお話いただいた。頭蓋顎顔面外科では、機能と同時に審美性も求められ、ご紹介いただいた口唇裂のZ字弁法形成術から先天性疾患の頭蓋骨縫合早期癒合症の拡張手術までの様々な症例と繊細で的確な治療内容は歯科医師にとって驚きであった。特に興味深かったのは、顔面組織欠損に対する顎顔面インプラント維持型エピテーゼについてだ。眼窩部等に埋入された荷重の少ないインプラントは、その皮膚周囲に炎症をきたすことがあるものの、長期的喪失率は高くなく喪失したのは埋入部位が放射線治療の照射範囲内である場合であったとの報告であった。またインプラント周囲炎とその喪失には、力学的および細菌学的因子の相関があると改めて実感した。最後に開閉瞼動作を付与したエピテーゼの研究から「不気味の谷」の関係性にまで広がり、会場を大いに沸かせた。

吉成先生からは「インプラント周囲骨の応力反応」についてお話いただいた。最近、AlbrektssonらはMarginal bone loss≠Peri implantitisとの内容の報告をしている。先生はオッセオインテグレーションとはインプラントを被包化する一種の異物反応(foreign body reaction)で、平衡状態においてはこれを持続するが、何らかの刺激を受けるとprovoked異物反応が起こり、インプラント周囲骨吸収を発症するとした。メカノスタット理論からみたひずみの大きさと骨の応答から当題を評価する話や、インプラントと骨の弾性係数の差で生まれる残留応力によって生じる、ストレスシールディングの問題について御解説いただいた。垂直荷重をかけたときの応力分布は有限要素解析によるとインプラント頸部に集中しており、圧縮応力に関しては当グループ代表の加藤英治先生による研究でも、生体と同解析よりインプラント頸部に同心円で皿状の力の到達と骨吸収を認めたとしている。インプラントの長期安定ために、非常に重要な講演であった。

芝崎先生からは「インプラント長期安定に寄与する矯正はあるか」についてお話しいただいた。これについて先生は1.補綴治療や抜歯対象歯とその支持組織を把握し安易な小臼歯抜歯を止める。2.歯周疾患に至る開咬や過蓋咬合の治療は積極的な下顎骨の回転を行い、不適切な咬合力を排除する。3.顎変形症患者以外にも顎口腔周囲筋機能検査を行い治療(MFT等)に応用する。この3つが重要であるとお話された。驚いたことに先生の症例にて、下顎骨の回転にて臼歯部に適正な咬合を付与した時、術前よりも咬筋の力が弱まった結果が得られ、しかしながら右左の力差は減少し安定を得られたとの報告があった。インプラント治療における咬合の安定は非常に重要であり、今後も矯正科との連携をより深める必要があると感じさせられた。

最後は企業や研究者なども交わり活発なディスカッションが行われ、大盛況のうちに幕を閉じた。私は本講演会で様々な情報を吸収できた体験が、まるで一流レストランのコース料理を完食した時の満足感に近いものに感じた。真理への探究がつづく本会の今後が非常に楽しみである。

柴田典信 Norinobu Shibata ITDN会員、千葉県 みなとデンタルクリニック

『ダ・ヴィンチの右脳と左脳を科学する』

ベストセラー作家で自らも脳腫瘍で逝った外科医が手稿(ダヴィンチ・ノート)を手掛かりにした遺作『ダ・ヴィンチコード』(2006年映画)では絵画”最後の晩餐”に謎を込めた中世の天才.

彼はほとんどの人類(左脳優位 RHHM※)とは異なる右脳優位(速算,芸術,閃き,透視,創造,時空感覚)の持ち主だった. サバン症候群や脳梁切断などでは右脳が優位となり,言語的論理を排除し,突如天才的閃きが出現することがある. 先を行き過ぎた能力(遠近法,望遠鏡,写真,映像,飛行機,ヘリコプター,銃器,潜水服,俯瞰地図,人体解剖,天文)の具体化には近代の技術と500年の時が必要だった.

彼の脳が未来型なら高等生物の種の存続期間が約120万年とすると15万歳の人類はまだ12歳. 人類の進化はまだ途上で, 超人類は異星人並みの未知の脳力になる!?

※Right-Handed Heterosexual Males(右利き異性愛の男性)に対してダ・ヴィンチはESSP(左利き同性愛の男性).

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